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2017年12月 5日 (火)

青い薔薇は人を惑わす『ブルーローズは眠らない』

注:ちょっとネタバレ感想
 
 青い薔薇。
 花言葉は不可能、あるいは夢がかなう。
 『ブルーローズは眠らない』、タイトルに惹かれて購入。
 読んでみたら、ミステリでした。
 この作品、『ジュエリーフィッシュは凍らない』の続編ですが、私前作読んでないです。
 前作読んでないけど、人間関係とかちゃんと説明してあるので、『ブルーローズは眠らない』から読んでもOK。
 
 
 
 U国にて青い薔薇が作出された。
 しかも同時期に二つ。
 ひとつは牧師が交配の末に作出した天界という青い薔薇。
 もうひとつは科学者が遺伝子交配によって作出した深海という青い薔薇。
 科学者のテニエル教授は牧師ロビンの青い薔薇は偽物だといい、ロビンは自分の青い薔薇は本物であるという。
 刑事マリアとレンは、とある事件の調査のために、青い薔薇の製作者たちを調査する中、新たな殺人事件が起こってしまう。
 現在のパートと過去のパートが交互に書かれていて、ちょっと読みずらいけど、殺人事件の起こるきっかけとして、青い薔薇が効果的に使われているので、面白く読めました。
 
 犯人は青い薔薇の制作者の一人で、警察関係者も絡んでいます。
 どうして殺人に手を染めたのか。
 その動機は仇を討つという悲しいものでした。
 だから、青い薔薇によって復讐を遂げた結末は、因果応報と言えるかも。
 そして、犯人が守ろうとした者が、真実を知らされずにいることは、ある意味幸せかもしれないと思いました。
 
↓ひとは青い薔薇の夢を見る

ブルーローズは眠らない

2017年11月27日 (月)

当時の人が書いた戦争の記録『応仁記』

< div> ちくま学芸文庫から『現代語訳応仁記』が出ました。

 ハードカバーで読んだことあるけど、文庫版がせっかく出たので購入、読み直し。
 現在は応仁の乱についての研究が進んで、『応仁記』の記事が誇張部分もあるのですが、実際に応仁の乱を経験した人が書いた記録としての『応仁記』は、貴重です。
 中公新書の『応仁の乱』と比較しながら読むと、その違いがわかります。
 兵の数とか、大名の行動とか、『応仁記』では事実に基づいての記録だけではなく、噂も記載してあるので、面白かったです。
 できれば『応仁別記』の現代語訳も読みたいな。
↓11年間の戦いの記録
↓こちらと合わせて読むとわかりやすい

2017年11月24日 (金)

プラトンの『饗宴』光文社古典新訳文庫で読んでみた

 やっぱわかんない……
 本屋さん行ってたまたま光文社文庫の棚見たら、プラトンの『饗宴』が新現代語訳で出ていた。
 学生時代、岩波文庫の訳で読んだことがあるけど、私の灰色の脳細胞では理解力が足りなかったので、何が書いてあったのかほとんど覚えてなかった。
 で、わかりやすい訳ということで、何を血迷ったか、うん十年ぶりに『饗宴』を読んでみたら、わかったようなわからないような……
 エロスについて、言いたいんだということはわかるが、21世紀の日本人と古代ギリシア人の考え方というか、文化の違いのせいか、やっぱり理解できない。
 昔より頭固くなった自分に愕然。
 もう一回読み直そう。
 哲学は、一回や二回読んだだけでは、理解できないわ。
 
↓人間は何故エロスが必要なのか

饗宴 (光文社古典新訳文庫)

2017年11月17日 (金)

愛のある体験『僕らが愛した手塚治虫3』

 いつも思うのですが、二階堂黎人の手塚治虫愛には叶わない。
 
 手塚治虫ファンクラブの初代会長にしてミステリ作家の二階堂黎人が綴る『僕らが愛した手塚治虫』文庫版の第3巻、読みました。
 3巻は「海のトリトン」「ブッダ」「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」の連載時についての状況や、「ジャングル大帝」の連載・単行本の変遷などが主に書かれています。
 虫プロが倒産したり、劇画ブームで手塚治虫が飽きられてきたりと、散々な時期についても描かれてます。
 こんなに大変な時期だったのに、今でも名作の作品を描いたなんて、やっぱり手塚治虫はすごかった。
 手塚治虫の画力や表現力についての分析は、とても面白かったです。
 デビュー当時は絵も下手、表現力もちょっとイマイチな所もあるけど、年月が経つにつれて上手くなっていく。
 昭和30年代から40年代の前半が、「手塚治虫の生涯の中で一番絵がうまく、そして、綺麗な線でマンガを描いていた」という指摘は、そういえばそうだな、と納得。
 単行本未収録作については、「キングコング」「妖怪探偵団」という作品については、版権や話の内容がネックとなって、復刻は無理ということ。
 無理と言われると、読みたくなってしまう。
 古書店で探すしかないかしら。
 ものすごい値段がついて、買えないと思う……
 「奇子」の雑誌連載版のラストも収録されていて、復刻版買う前に読めてちょっとお得感のある『僕らが愛した手塚治虫』第3巻でした。
 
 
↓表紙はBJとピノコ

僕らが愛した手塚治虫 3 (小学館文庫 に 1-3)

2017年11月10日 (金)

『2049』観たくなった『ブレードランナー究極読本』

 『ブレードランナー2049』が公開中です。
 私も大好きな映画のあの名作の続編です。
 でも続編て、前作より面白いとは限らない。
 T3観終わった後、
 金返せバカヤロー!
 と叫びたくなった思い出が……
 『2049』観るのどうしよーかなーと思っていたところ、『ブレードランナー究極読本』が出てました。
 ブレランファンが編集したブレランの本です。
 ブレランと2049のあらすじと解説だけではなく、ブレランロケ地の紹介、映画史での位置、ポスターやグッズ紹介、脚本、サントラ、バージョン違いまで余すところなく解説。
 原作や続編小説にも言及していて、中身が濃い本でした。
 
 ハヤカワ文庫の続編『ブレードランナー2 レプリカントの墓標』、読んだことあるのですが、なんかがっかりしたのは私だけじゃないんだと、ほっとしました。
 
 数多くあるブレランのバージョンで、私が観たことあるのは、デッカードのナレーションがあるバージョンと、ディレクターズカット版。
 ファイナルカット版はまだ観てないのですが、今までのバージョンとの違いが説明されてあって、観なきゃ、と思いました。
 そして、この本一番のオススメは、「ブレードランナー究極試写版設計図」です。
 最初の脚本にそって、リドリー・スコット監督が「本当にやりたかった」と考えられる映像や編集をシナリオで再現しています。
 映画ノベライズがないブレランのシナリオが読めるなんて!
 と感動しました。
 これだけブレランを詳しく解説してあると、『2049』も観たくなるのでした。
 あらすじ読むと、そそられる内容だし。
 
↓人間かレプリカントか

別冊映画秘宝ブレードランナー究極読本&近未来SF映画の世界 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

 

2017年11月 8日 (水)

鬼が喰らうのは鬼『カスミとオボロ』

 わけあって、妖怪ものにハマってます。
 あんまり怖くなくて、気軽に読める妖怪ものさがしていたら、集英社オレンジ文庫から『カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語』というのが出てたので、続編の『春宵に鬼は妖しく微笑む』も一緒に購入。
 作者がBL、乙女系ノベルの丸木文華なので、エロいのかしら、と思っていたら、全然そうじゃなくて、ほどよい耽美の妖怪ものでした。
 主人公の霞は坂上田村麻呂と鈴鹿御前の末裔である少女で、朧は悪路王の変化した少年という、因縁ある関係。
 しかも、霞の性格は一筋縄ではいかなくて、使役されている朧がちょっと可哀想……
 なんて思っていたら、実は朧の健気な様子は芝居で、霞を我が物にせんと猫被っている。
 霞がいつ朧の本性に気づくか、楽しみです。
 でも、刊行が年に一回?
 3巻目でるの来年?
 みたいなので、早く続き出して~!
 
↓ゲテモノ好きの少女と甘党の鬼

カスミとオボロ 春宵に鬼は妖しく微笑む (集英社オレンジ文庫)

2017年11月 5日 (日)

知られざる六花仙『逢坂の六人』

 六花仙とは何者か。
 古今和歌集の仮名序に記されている僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主を六歌仙と呼んでいるが、その実像は謎めいています。
 伝えられている人物像がそのまま真実なのか、それとも隠された真実があるのか。
 『逢坂の六人』は、古今和歌集の選者、紀貫之からみた六人の姿が描かれています。
 貫之が古今和歌集の選者に選ばれるところから物語は始まり、他の選者たちと一緒に、ああでもない、こうでもないと、歌を選んでいきます。
 その過程で、逢坂の六人との思い出を、貫之は幼い娘に語るのですが、喜撰法師の正体が、実はあの人!?
 いいのか、それで!!
 と、びっくりぎょうてんしてしまいました。
 まあ、これも選者の特権、こういう遊び心があっていいんじゃない?
 と妙に納得してしまいました。
 作者の周防柳は、本作以外にも古代を題材にした作品を書いているので、それも読んでみたいな、と思うのであります。
 
↓やまとうた魂を込めて

逢坂の六人 (集英社文庫)

2017年11月 4日 (土)

捨てられた場所で生きる捨てられた子『棄種たちの冬』

 続編がありそう。
 『棄種たちの冬』読み終わって、そう思った。
 プロローグは、「兄」が「きょうだいたち」に「母たち」の話を始めるところから開始。
 そして、第一章菌叢では、巨大化したカニを捕まえて食べようとするサエ、シロ、ショータの姉弟物語。
 世界が滅んでわずかに生き残った人類は、まさに弱肉強食で、いつも身の危険を感じながら生きている。
 最初、サエが主人公かと思ったら、第二章でデータの世界で生きるクウの話になって、クウがサエたちの世界に行くことになって、クウの正体が、実はあの人だということがわかります。
 ということは、サエが主人公じゃなくて、クウが主人公?
 でもクウは、最後に死んでしまうのです。
 いや、クウはデータ世界の人間だから、生き返る可能性大だと私は思うのです。
 だって、プロローグで「母たち」の話だと語られているのに、肝心の「母」は、まだ「母」になっていない、なる前の段階です。
 この本1冊では、まだまだ謎が多くて解決してないので、続編を希望します。
 
↓生きるとは?

2017年10月27日 (金)

テディベアといえばあのクマ『クマのプー』角川文庫

 今日はテディベアの日。
 ということで思い浮かべるのは、世界で一番有名なくまのぬいぐるみ。
 そう、くまのプーさんです。
 森絵都新訳が出ていたので角川文庫の読んでみました。
 岩波書店版の石井桃子訳も良いですが、森絵都版も独特の味わいといいますか、ほのかな雰囲気が出てます。
 イラストも他の絵師さんになっているのですが、思い浮かべるのは昔ながらの素朴なあのイラストか、ディズニーアニメのプーさん。
 長い間プーさんといえば、あの絵のプーさんで刷り込まれているので、新しいイラストにはちょっと違和感。
 でも、新しいけどなつかしさを感じさせるイラストのプーさん。
 好きです。
↓プーさんは永遠のクマ

クマのプー (角川文庫)

 
 
 

2017年10月24日 (火)

こんなにたくさん!『歴史・時代小説縦横無尽の読みくらべガイド』

 時代小説読みたいなー。
 でも、たくさんあるからどれ読んだらいいのかしら。
 と迷っていたら、文春文庫で『歴史・時代小説縦横無尽の読みくらべガイド』なる本が出てました。
 紹介した作家176人。
 取り上げた小説488作。(きりよく500作にすればよかったのに)
 これだけ紹介されているのなら、読んだことない本読むのに、ヒントになるかも。
 そしたら、ドラマや映画ではよく知っているけど、原作は読んだことのない作品、前に読んだことのある作品、タイトルは知っているけど読もうかどうか迷っている作品、全く知らない作品等々。
 私が読みたいな、と思ったのは、歴史ファンタジーの「かたづの!」とか、「妖草師」です。
 時代小説って、シリーズものが多くて、本棚に入らなくなるのがコワイ。
 でも紹介されている作品全部読みたいですね。
 気になるのは、紹介されている作品、文春文庫に収録されている作品が多い?
 
↓他社の本もちゃんとしょうかいされてます

歴史・時代小説 縦横無尽の読みくらべガイド (文春文庫 お 72-1)

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