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2020年5月29日 (金)

完結! 『亜夜子』3巻

 蔵か……!

 

 「テヅコミ」は18巻で無事終了したけど、『亜夜子』は終わらなかった。

 最終回は単行本で、という禁じ手やってくれたおかげで、3月からずーっと、「最後はどうなった!?」と気になっていました。

 で、ようやく発売日が来たと思ったら、先日再開した行きつけの本屋さんでは、『亜夜子』置いていなかった!

 そりゃないよぉ、と思いつつ、再開したばかりで忙しい本屋さんに取り寄せお願いするのも気が引けるので、通販で3巻購入、やっと読めました。

 

 天外の独裁者オヤジが死んで、遺産が亜夜子に譲られることが判明してから、本性剥き出しにした一馬や鈴江。

 鈴江は今さら母親ズラして亜夜子を連れ戻したけど、一馬に殺され、亜夜子は再び蔵に監禁、仁は恭司郎に刺され……

 ここまでが、テヅコミ掲載分。

 

 そして、単行本描き下ろしのラスト。

 涼子の顔を思い出した亜夜子は、蔵から出て生き延びることを決意。

 通販で買っておいたシャベルで、蔵の壁を掘ります。(原作と同じ!)

 須利葉刑事は、涼子や江野を殺した犯人、加東を逮捕。

 真知子は井戸畑の為に金城を斬り捨てる目的で、須利葉に協力していたことが判明。

 一馬は遺産を自分に渡せと亜夜子に迫る。

 亜夜子が危ない!

 そこを仁が駆けつけ、救出――かと思ったら、父親が死んだこと知らなかった恭司郎が、逆切れして、鍵かけて蔵を放火。

 仁、亜夜子、一馬&鈴江の死体は、蔵に閉じ込められたまま、死を待つことに。

 仁は亜夜子を守れなくて落ち込みますが、亜夜子は「蔵が好き」と言います。

 最後に皆で閉じ込められた場所が、洞窟から蔵に変更されたのも、このセリフが際立たせるためか。

 そして、一馬は死の恐怖で発狂?

 後日、菜々子のモノローグでは、火事が収まって、蔵の中で発見された面々は、「ほとんどが虫の息か死亡」とあるので、一馬は死んだのかしら?

 そこのとこは描写がないけど、原作単行本通りだったら死亡で、雑誌オリジナル版通りだったら、一馬は発狂ということになるのかな?

 恭司郎も、死んだ?

 やけくそな行動してたから、死んでるね。

 それから、江野殺人事件に関わったとして、金城の悪事がマスコミに暴露され、元秘書の不祥事のお詫びで井戸畑が記者会見して、涙ながらに謝罪と地元愛を訴えますが、裏で真知子が笑っているのがコワイ。

 真知子の笑顔、「先生の後継者は、金城なんかじゃないわ。次は私よ!」と言っているみたい。

 げに恐ろしきは……

 最後に、すべてが終わり、亜夜子は涼子の墓参りをして、仁と家を出て行きます。

 仁、怪我していたし、死ぬかと思っていたけど、亜夜子の保護者として、生き延びましたね。

 単行本1巻冒頭、車を運転していたのは、仁だったと判明したわけです。

 真人じゃなかったんですね。

 原作オリジナル版では、波奈夫が奇子と出て行くけど、真人は事件の証拠の写真を現像したという重要な役を務めたし、このドロドロした家の問題に関わるのは、現代っ子の彼には荷が重いか。

 残された菜々子は、「私さえいれば、この家は潰れやしないもの……」と、呟きます。

 原作では、ゐばが言ってましたね、このセリフ。

 男たちが駄目にした家を、女が立て直す。

 原作と相通じるものがあります。

 そして、亜夜子は仁が名前変えていたから、自分も変えると言います。

 自分は「奇妙な人生歩んでいる」から、「奇子」だと。

 原作奇子は、リメイクで亜夜子になり、ラストで奇子に戻る。

 自由になった亜夜子は、どんな人生をおくるのか。

 それは誰にも知らない。

 

 『亜夜子』は、「カラマーゾフの兄弟」目指した原作より、はるかにハッピーエンドなリメイクでした。

 もっと、ドロドロな展開読みたかったです。

 3巻じゃ、足りませんでしたね。

 10巻ぐらい読みたかった。

 

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