フォト
無料ブログはココログ

鉱石パワーストーン本

観てから読む?読んでから観る?映画ドラマ本

映像化してほしい本

手塚治虫本

« 兄弟の対決……原作通り?『どろろと百鬼丸伝』百鬼丸と多宝丸の伝弐 | トップページ | もういくつ寝ると »

2019年11月28日 (木)

藤の花が見せた幻は……『暗夜鬼譚 紫花玉響』

※ちょっとネタバレ感想

 あーやっと5冊目だー。

 『暗夜鬼譚 紫花玉響』が出ました。

 年に1回か2回のスローペース刊行なので、読むの止めちゃおうかな、と思っていた時に出た。

 読むしかないよね、これは。

 期待を裏切らない面白さだったから、やめるにやめられないのよー!

 

 今回の事件は――

 帝に気に入られた夏樹は、帝のお忍びのお供を務めることになります。

 後宮に何人も女御がいるのに、運命の相手を求めて御所を抜け出しては、恋のアバンチュール。

 おいおい。

 こんな主君に仕えなくちゃいけないなんて、夏樹&上司の頭中将は、とっても大変。

 帝は決して無能ではない。

 手腕を発揮して、政をおこなっている。

 顔も性格も悪くない。

 だけど、無類の色好みなのよね……

 ある晩、帝は藤香姫という美女に出会い、恋に落ちますが、藤香姫の家が忽然と消えてしまいます。

 藤香姫恋しの帝に命令されて、夏樹は都中探し回る羽目に。

 おまけに、惨い殺され方をした死体を見つけてしまったり、野盗に襲われていた美少年、馨を助けたことで、あやかしに攫われたりと、散々な目に――あうのは、いつも通り。

 そして、天才陰陽師安倍晴明――一条が助けてくれるのも、いつも通り。

 一条の口が悪いのは、今回も健在ですが、夏樹がさらわれて、心配しているところは、カワイイ。

 なんだかんだ言いつつも、一条は夏樹のことを無二の友だと認めているんですね。

 二人とも自覚していないけど。

 そして、やっとみつけた藤香姫の正体は……平城天皇と嵯峨天皇の争いを招いた薬子の変の関係者だった!?

 平城天皇の寵姫で、乱の黒幕とも言われた藤原薬子が、藤香姫の正体?

 帝をたぶらかしたのは、愛する平城天皇と敵対した嵯峨天皇の子孫に復讐するため?

 かと思ったら、そうじゃなかった。

 藤香姫が帝に近づいたのは、ただひたすら愛を求めたため。

 最後に帝が藤香姫の思いに応えたところは、カッコよかった。

 たとえ、離れ離れになる運命だとしても。

 だけど、すぐに立ち直って、馨を口説こうとしたのは、なんだろうねぇ。

 馨が男装の少女だと見破ったのは、さすがだけど、馨は現役の賀茂の齋院――しかも、あなたの妹宮ですよ!?

 何年も会っていなかったとはいえ、妹の顔ぐらい覚えていろと、思ったのは私だけではないはず。

 その馨ですが、夏樹の事憎からず思っている様子です。

 深雪のライバルになるかも?

 恋に奥手な夏樹は、いつ深雪の思いに気づくのか。

 ついでに一条にこき使われているあおえが、冥界に帰れる日は来るのか。

 

↓満開の藤の花の下

暗夜鬼譚 紫花玉響 (集英社文庫)

 

 

 

 

 

« 兄弟の対決……原作通り?『どろろと百鬼丸伝』百鬼丸と多宝丸の伝弐 | トップページ | もういくつ寝ると »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 兄弟の対決……原作通り?『どろろと百鬼丸伝』百鬼丸と多宝丸の伝弐 | トップページ | もういくつ寝ると »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31