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2019年11月 1日 (金)

改変禁止?『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』

 集英社オレンジ文庫で刺激的なタイトルの本見つけた。

 『シェイクスピア警察』?

 なんだ?

 作者は菅野彰、BL系作家。

 集英社オレンジ文庫はいつからBLレーベルになった?

 と思いつつ、タイトルに惹かれて手に取って読んでみた。

 話はBLじゃかなった。

 生粋なシェイクスピア演劇を巡る二人の男の戦いだった。

 

 時代は今からちょっと未来。

 シェイクスピアの戯曲を改変して上演することを禁止した国際シェイクスピア法が制定されて10年。

 日本でもシェイクスピアの改変作を上演することは、厳しく取り締まられていた。

 シェイクスピア警察に所属する天道は、日々違法な上演を摘発しているが、かつての友、空也は表現の自由のために、改変作を上演するシェイクスピア・テロリストとして地下公演を繰り返していた。

 その二人のシェイクスピアに対する愛と信念と生き方を描いた物語です。

 作中で取り上げられている主な戯曲は、「マクベス」「リア王」「ロミオとジュリエット」ですが、解釈の違いによって、こうも変わってくるのかと、目からウロコです。

 改変は時に改善ではなく改悪となる。

 とはいえ、あれダメ、これダメと、何から何まで禁じられるのは、息が詰まる。

 人によって解釈が違うのは、当たり前のことで、違いを認められない世界は嫌だなぁ。

 現実にシェイクスピア警察がなくて良かった、と思いつつ続巻を待つのであります。

 

↓幕を上げろ! 

シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか (集英社オレンジ文庫)

 

↓作中の主なシェイクスピア作品はこちら

シェイクスピア全集 (3) マクベス (ちくま文庫)

 

シェイクスピア全集 (5) リア王 (ちくま文庫)


シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)

 

↓シェイクスピア警察激怒?な改変

王政復古期シェイクスピア改作戯曲選集

 

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