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2019年10月31日 (木)

未完?『新訳アテネのタイモン』

 後味悪ーい。

 角川文庫の河合祥一朗訳『新訳アテネのタイモン』読んで、すっきり爽やかな気分には到底なれません。

 これって、金持ちがお金をばらまいて人気者になったけれど、借金で首が回らなくなって破産したけど、誰も助けてくれなくて、最後は自分を見捨てた人間を恨みながら死んだというお話か?

 お金ばらまく人間て、現代でもウヨウヨいますが、昔も今も、人間の性根というのは、変わらないということね。

 ストーリー展開も、筋が通らないとこがチラホラ。

 人物関係も、イマイチわかりずらい。

 タイモンの墓碑銘も矛盾しているし、シェイクスピアの作品としては、未完と言われても仕方がないかも。

 訳者あとがきによると、野村萬斎の公演のための新訳とのこと。

 こんな矛盾だらけの戯曲を公演して、生粋のシェイクスピアファンならともかく、私のような初心者には理解できるかしらと心配してしまうのは、余計なお世話かしら?

↓金の亡者よりも、獣のほうがマシ?

新訳 アテネのタイモン (角川文庫)

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