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2019年5月 3日 (金)

恋する少年と少女は未来を開く『室町時代の女装少年×姫 「ちごいま」物語絵巻の世界』

 題名は知っていたけど読んだことはなかった室町時代の御伽草子の現代語訳、『室町時代の女装少年×姫 「ちごいま」物語絵巻の世界』が笠間書院から出たので購入。

 前に出た『新蔵人』と同じく、異装がテーマの物語絵巻です。

 タイトルには「女装少年」、帯には「男の娘」とありますが、刺激的なタイトルをつけなければ、古典初心者には注目されないのかなぁ。

 

 主人公は寺の児である少年。

 内大臣の姫君に一目惚れし、恋い焦がれるあまり、女装して姫の侍女となり、思いを打ち明ける――という内容です。

 「とりかへばや」の男尚侍と女春宮の流れの恋人たちですが、「ちごいま」の児も、女装は自分の意志ではありません。

 姫君に近づくための手段として、乳母が児に女装させたという、トンデモ設定。

 児が貴公子ならば、姫に結婚を申し込んで親の承諾を得ればいいのですが、両親を早くに亡くして寺に世話になる児は、僧正に寵愛されていますし、姫君は姫君で、春宮に入内が決まっている。

 この二人の仲は認められるのか? いや、無理だ。

 児に女装させなきゃ姫君に会えないと考えた乳母の気持ちもわかるような気がします。

 まあ、トンデモ設定でも、なんとかなるのがお伽草紙ですから

 天狗が児をさらって行方不明になり、姫君が探しに行って、山で再会し、姫が死んだと思った内大臣は、死亡届を出して入内は中止になったところで、児と姫君は下山、晴れて結婚、めでたしめでたし。

 強引な展開ですが、そこはつっこまないで気楽に、楽しく読むのが御伽草子。

 コミカライズしたら、きっとラブコメになるお話です。

 

↓ボーイ・ミーツ・ガールは今も昔も

室町時代の女装少年×姫: 『ちごいま』物語絵巻の世界

 

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