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2019年5月12日 (日)

ホップ・ステップ・ジャンプ――『横溝正史探偵小説コレクション4 迷路荘の怪人』その2迷路荘の怪人

 さて、『横溝正史探偵小説コレクション4 迷路荘の怪人』表題作、角川文庫(『迷路荘の惨劇』)に長編版、光文社文庫(『金田一耕助の帰還』)にオリジナル版の短編が収録されているので、読み比べてみました。

 「迷路荘の怪人」は、最初短編として雑誌に連載、後に加筆して中編化して単行本化、さらに加筆改題した「迷路荘の惨劇」を出版。

 三段階で書かれて出版されたことになります。

 『横溝正史探偵小説コレクション4』に収録された中編の本作は、短編を加筆修正したので、一部の事件がとってつけた感があります。

 横溝正史もそれが不満だったのか、長編版は、一連の事件が全て繋がっているように自然です。

 書き直した甲斐があったと思えてなりません。

 ラストは短編では、実は犯人に命を狙われていた篠崎慎吾が娘と今後の生活について語り合い、めでたしめでたしとなりますが、中編ではカット、金田一耕助が糸女から青酸カリの小瓶を取り上げるところで幕引きになります。

 加筆修正長編版は、そこからさらに金田一と篠崎との会話が続きます。

 このように、冒頭は一緒でも、終わり方が違うと物語の印象が変わるのが「迷路荘」の面白さか。

 迷路に迷った末にたどり着いた出口。

 そんな感想を持ちました。

 

↓迷路で見つけたのは……&読み比べ

迷路荘の怪人 (横溝正史探偵小説コレクション)

 

↓連載オリジナル版短編

金田一耕助の帰還―傑作推理小説 (光文社文庫)

 

↓初の単行本中編

迷路荘の惨劇 金田一耕助ファイル 8 (角川文庫)

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