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2018年5月 4日 (金)

怪奇に満ちている……『横溝正史ミステリ短編コレクション5 殺人暦』

 昭和2年から8年までの短編を収録した『横溝正史ミステリ短編コレクション5 殺人暦』、現代の私が読むと、甘いというか、つじつま合わせ的な作品もありましたが、横溝正史の奮闘ぶりが読み取れます。
 
 表題作の「殺人暦」は、探偵と怪盗が登場。
 明智小五郎と21面相を意識しているのかしら?
 それと、犯人がいかにも被害者的だけど、実は復讐者というあたり、乱歩の影響受けてますね。
 人造ダイヤを巡る殺人と宝探しの展開が、まさにそう。 
 他に私が特に気になったのは次の2作。
 
 「富籤紳士」は、なんか訳がわからない話。
 同居人が消えて、一人残された男が、ある女から富籤倶楽部という婚活パーティーみたいな所にでるよう依頼され、そこに現れた男の中に、同居人を見つける――というところでおしまい。
 それからどうした?
 読者の疑問と好奇心がそそられると言いますか、クリフハンガー状態の精神になりました。
 「女王蜂」は、金田一耕助シリーズのあの同タイトル作だから、原型かしらと勘違いしそうですが、内容はまったく違います。
 とある令嬢と狙撃犯の入れ替わり疑惑から、悲劇に終わるラスト。
 弱き者は強き者に踏みにじられると感じました。
 デビューから戦前・戦中と、横溝正史の短編中編には、傑作も駄作もありますが、それらの全てが戦後の金田一耕助シリーズに繋がる。
 
↓隠された真実の暴露 
 

横溝正史ミステリ短篇コレクション5 殺人暦 (横溝正史ミステリ短篇コレクション 5)

 
 

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