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2018年5月13日 (日)

ドラマ原作読んでみた『荒神』

 ゴールデンウイークに視たNHKのスペシャルドラマ『荒神』が、意外と面白かったので、原作読んでみました。
 著者は宮部みゆき。
 面白いはずだわ。
 謎の怪物に襲われて村が全滅。
 永津野藩主側近曽谷弾正の妹、朱音は生き残りの少年蓑吉を助けるが、それは自身の出生に関わることだった……
 永津野と香山二つの藩の争いが発端となって生まれた怪物をめぐり、怪物を葬り去ろうとする者、利用しようとする者がそれぞれの思惑によって紡ぎ出される群像劇。
 それが原作だとしたら、ドラマは朱音を中心に話は進んでますね。
 まあ、これだけ濃厚な物語を2時間ドラマの尺に収めるのは無理ですね。
 自然と原作では活躍していた登場人物をカットしたり、役割変更したのは当然。
 ドラマを視てから原作を読んだので、最初は香山藩の直弥、やじの登場はいらなかったかなーと思いました。
 しかし、怪物を生み出したのが香山の人間の心だとすると、香山藩側の直弥たちのエピソードは必要だったんだと納得です。
 絵馬も、ドラマでは怪物の絵が描かれていたのですが、原作では実は毒薬の製造方法が記されていたのは、怪物よりもぞっとしました。
 もし『荒神』続編が書かれるとしたら、この毒薬をめぐるお話になるかも。
 最後に絵師の圓秀は怪物の絵を描いて死亡し、養父はその絵を封印したと結ばれます。
 ドラマでは怪物とそれに立ち向かう朱音の姿が描かれますが、原作の絵は、どんな風だったのかと気になります。
 ドラマの怪獣は、まるでシン・ゴジラの最初の形態そっくりで……
 だけど、見てはいけない。
 この世にあってはならぬもの、人が目にしてはならぬ者を描いている――
 のだから。
 もしも、『荒神』が再映像化することがあるのなら、12回くらいの連続ドラマにしてもらいたいです。
 原作の面白さを全て映像化するのなら、2時間ではとても足りないから。
↓何が善で何が悪なのか

荒神 (新潮文庫)

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