フォト
無料ブログはココログ

鉱石パワーストーン本

観てから読む?読んでから観る?映画ドラマ本

映像化してほしい本

手塚治虫本

マイ・テーマソング

« 世界で一番短い物語 まほろば | トップページ | 世界で一番短い物語 世界の真の姿 »

2017年7月31日 (月)

報酬は寿命『妖怪探偵・百目』全3巻

 短編集『魚舟・獣舟』が面白かったんで、「真朱の街」続編である『妖怪探偵・百目』全3巻一気読みしました。
 妖怪と人間が共存している未来の日本。
 妖怪を駆除しようと政府は必死ですが、同類とはうまくやっていけなくても、妖怪とならやっていける人間が住む町、真朱の街。
 なりゆきでこの街に住んで妖怪探偵の百目の助手をやってる相良が主人公――かと思ったら、妖怪退治をやっている播磨とかがでてきて、こちらが主人公みたいなカンジ。
 播磨は誰彼構わず、あくどい妖怪だけでなく、無害な妖怪まで退治してますが、それには最強の敵を倒すためという理由があってのこと。
 妖怪が生まれるのは人間がいるからで、人間の欲から生まれてくる妖怪を滅ぼすのは、実際には不可能。
 それでも播磨は妖怪を退治し続け、妖怪たちは滅ぼされまいと、戦う。
 妖怪たちがすべて悪ではなく、人間もすべてが善ではない。
 そのことを踏まえて物語は進行していくので、単なる勧善懲悪ではない。
 そして人間の未来も、ディストピアを想像させる未来が待っている。
 シビアなお話でした。
 最後に、最強の敵を倒して、播磨も相良もそれぞれが背負っている過去と向き合い、乗り越えて街を去っていきます。
 播磨はともかく、相良は百目に依頼料として寿命を吸われて、余命一年。
 人間として生きるために街を出て行く相良は、このあとどうなってしまうのかしらと心配です。
 だって、彼がこの街に来た時、外では幼女誘拐犯として追われていたのだから。

↓人と妖怪の境界線とは?
 

« 世界で一番短い物語 まほろば | トップページ | 世界で一番短い物語 世界の真の姿 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543034/65591131

この記事へのトラックバック一覧です: 報酬は寿命『妖怪探偵・百目』全3巻:

« 世界で一番短い物語 まほろば | トップページ | 世界で一番短い物語 世界の真の姿 »

最近のトラックバック

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31