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2016年12月30日 (金)

贋作とりかへばや年立1

※年立の基準は、物語の開始時、主人公兄妹が誕生年を第1年とする。
※本作年立は、今本と現存資料、先行論文を参考に沙羅が創作したものであるので、今本の巻四以降にあたる筋の年月日はあくまでも想像。
参考文献
『新潮古典集成 無名草子』(桑原博史校注 新潮社)
『新編日本古典文学全集40松浦宮物語 無名草子』(久保田哲夫校注・訳)
『中世王朝物語全集12とりかへばや』(友久武文・西山寮子校訂・訳注 笠間書院)所収年立
『中世王朝物語・御伽草子事典』(神田龍身・西沢正史編 勉誠出版)所収とりかへばや年立
物語第一年
香りの若君一歳・華の姫君一歳
 玉の台の権大納言兼大将、宮の上との間に双子の兄妹生まれる。
 香りの若君を源宰相の娘に、華の姫君を藤の中納言の娘に預ける。
物語二~十年
香りの若君→姫君・華の姫君→若君二~十歳
 世間の人々、内気な香りの若君を姫君、活発な華の姫君を若君と誤解する。
 玉の台の権大納言、情けなくて兄妹を「取り替えたい」と思う。
物語十一年
香りの姫君十一歳・華の若君十一歳
 玉の台の権大納言、屋敷を造営。東の対に香りの姫君、西の対に華の若君を住まわせる。
物語十二年
香りの姫君十二歳・華の若君→太夫→侍従十二歳・月草の君十四歳
 春、朱雀帝、華の若君の参内を命じ、五位に叙す。
 香りの姫君、裳着。祖父の関白が腰結役。
 華の若君、元服。大夫の君と呼ばれる。立ち腹の右大臣が加冠の役。
 秋、華の太夫、侍従となる。
 朱雀帝と春宮、香りの姫君の入内を希望。
 朱雀帝、華の侍従と故后腹の女一の宮の結婚を希望。
 式部卿の宮の子息、月草の君、香りの姫君と四の君に興味。
 月草の君、華の侍従に近づく。
物語十六年
香りの姫君十六歳・華の侍従→三位の中将→権中納言十六歳・月草の宰相中将十八歳・四の君十九歳
 朱雀帝、春宮に譲位。朱雀院に住む。
 桜花帝即位。
 朱雀帝の若宮立坊。
 関白、引退し出家。
 玉の台の権大納言、左大臣兼関白に昇進。
 華の侍従、三位の中将。
 華の三位の中将と四の君結婚。
 大納言死去により、華の三位の中将、権中納言兼左衛門督に昇進。
 月草の君、宰相中将。
 華の権中納言、月の障りで毎月四、五日は乳母の里に籠る。
 九月十五日の夜、宮中の管絃の遊び。
 華の権中納言、梅壺の女御が桜花帝の下へ参上するのを見て我が身を嘆く。
 朱雀院、春宮の後見として香りの姫君出仕を玉の台の左大臣に要請。
 十一月十日頃、香りの姫君出仕。尚侍となる。局は宣耀殿。
 香りの尚侍と春宮契る。
 五節の頃、中院へ行幸。
 華の権中納言、麗景殿の女御の妹と歌の贈答。
物語十七年
香りの尚侍十七歳・華の権中納言十七歳・月草の宰相中将十九歳・四の君二十歳
 正月元旦、玉の台の左大臣と華の権中納言、宣耀殿に参上し、香りの尚侍と会う。
 日が暮れて月が明るくなった頃、香りの尚侍の筝の琴と華の権中納言の横笛の合奏。
 春、月草の宰相中将、四の君を垣間見、密通。
 月草の宰相中将と四の君、懊悩。
 華の権中納言、寝込む四の君を残して参内。内裏を退出後、月草の宰相中将を見舞う。
 逢瀬を重ねていくにつれ、四の君、月草の宰相中将に靡く。
 秋、四の君懐妊三、四ヵ月。
 華の権中納言、四の君の懐妊を不審に思う。
 華の中納言と四の君の仲、疎遠。
 九月頃、華の権中納言、吉野の聖を訪ねる。
 吉野の聖、華の権中納言の未来を予言する。
 華の権中納言、十日余り吉野山に滞在後、帰京。
 華の権中納言と四の君の仲、ますます疎遠。
*今本ではここまで巻一
 冬、四の君、大姫君出産。
 華の権中納言、大姫君の顔を見て、四の君の密通相手が月草の宰相中将と確信。
 七日の産養の夜、月草の宰相中将と四の君、密会。
 華の権中納言、月草の宰相中将と四の君の密事を察知する。
 華の権中納言、吉野山に思いをはせる。
物語十八年
香りの尚侍十八歳・華の権中納言十八歳・月草の宰相中将二十歳・四の君二十一歳。大姫君二歳
 月草の宰相中将、宣耀殿の香りの尚侍の元に忍び込むが、香りの尚侍、月草の宰相中将を拒絶。
 秋の残暑厳しい頃、月草の宰相中将、左大臣邸の西の対を訪れる。
 華の権中納言、月草の宰相中将に男装を見破られ契る。
 華の権中納言、右大臣邸にこもり、月草の宰相中将を避ける。
 華の権中納言、参内。桜花帝から香りの尚侍入内を懇願される。
 月草の宰相中将、華の権中納言につきまとう。
 華の中納言黙認で、月草の宰相中将と四の君逢瀬を重ねる。
 華の権中納言、月の障りで六条の乳母の家に隠れていると、月草の宰相中将が訪ねて来て、そのまま数日過ごす。
 十月頃、華の権中納言懐妊。
 四の君懐妊。
 師走頃、華の権中納言、六条の隠れ家で月草の宰相中将と会い、自身の懐妊を告げる。
 月草の宰相中将、華の権中納言に女の姿に戻るよう説得。
 月草の宰相中将、華の権中納言と四の君を共に世話しようと考える。
 十二月の晦日、華の権中納言、玉の台の左大臣と宮の上に対面。
物語十九年
香りの尚侍→男君→右大将十九歳・華の権中納言→右大将→女君十九歳・月草の宰相中将→権中納言二十一歳・四の君二十二歳・大姫君三歳
 正月、華の権中納言、左大臣邸で父母に挨拶してから内裏に参内、宣耀殿の香りの尚侍を訪れる。
 華の権中納言、節会ごとに参内し、威儀を正して勤める。世間の評判高くなる。
 三月一日、南殿の桜の花の宴。華の権中納言、漢詩を作って絶賛される。
 日暮れ、管絃の遊びで華の権中納言は笛を吹く。
 桜花帝、華の権中納言を右大将に宣旨。同時に月草の宰相中将を権中納言に昇進。
 三月二十日頃、華の右大将、内裏の宿直をしている時、麗景殿の辺りで麗景殿の女御の妹と語らう。
*ここまで今本巻二
 四月、華の右大将、宇治に身を隠す決意。
 華の右大将、吉野の聖に暇乞い。
 華の右大将、両親、四の君、香りの尚侍らに密かに別れの挨拶。
 華の右大将、夜中に内裏を出て、月草の権中納言に伴われて宇治へ行く。
 翌朝、華の右大将の失踪が発覚。捜索するも見つからず。
 華の右大将の失踪について、月草の権中納言と四の君の密通、不義の子出産の噂がたつ。
 立ち腹の右大臣に大姫君の出生について密告する文が届く。
 立ち腹の右大臣、四の君を勘当。
 四の君、放逐され近江の浮橋に籠もる。
 宇治の生活に、華の右大将は退屈。
 宇治に四の君からの文が届き、月草の権中納言は近江へ行く。
 月草の権中納言、四の君と対面し五、六日滞在。
 華の右大将失踪の原因があると噂され、月草の権中納言、世間体をはばかって、謹慎。
 月草の権中納言、宇治と近江の間を行き来する。
 六月頃、香りの尚侍、内裏退出。
 香りの尚侍、女装をやめて華の右大将を探しに行くこと決意、男姿に戻る。
 香りの男君、華の右大将捜索の旅に出発。
 香りの男君、吉野の聖を訪ね、逗留。
 七月初旬、華の右大将、宇治の若君出産。
 華の右大将、女姿に戻る。
 華の女君、鏡を見て過去や未来のことをすべて見る。
 八月一日頃、華の女君、吉野の聖に文を送る。
 香りの男君、宇治を訪ね、華の女君と再会。
 玉の台の左大臣、夢告を受けた翌朝、宮の上から香りの男君が男姿に戻っていることを聞く。
 玉の台の左大臣、帰京した香りから華の女君発見の報告を聞いて安堵する。
 華の女君、月草の権中納言の留守に宇治を出ることを決意。
 月草、四の君出産の兆しの報に近江へ行く。
 四の君、中姫君出産。
 夕暮れ方、華の女君、宇治の若君を置いて、迎えに来た香りの男君の車に乗り、宇治を出る。
 香りの男君と華の女君、吉野の聖の元を訪れる。
 華の女君失踪に、宇治の月草の権中納言や乳母たち困惑。
 吉野の聖の屋敷で、香りの男君と華の女君の入れ替わりの準備。
 立ち腹の右大臣、四の君の勘当解く。
 香りの男君と華の女君、帰京して父母と対面。
 香りの男君、右大将として参内、桜花帝と対面。
 香りの右大将、梨壺を訪れ、春宮と対面。
 朱雀院、女一の宮降嫁を許す。
 香りの右大将、四の君に興味。
 十月、香りの右大将、右大臣邸を訪れ、四の君と契る。
 四の君、夫の豹変に不審。
 月草の権中納言、右大将帰京の報を聞き、宇治の若君をつれて帰京。
 月草の権中納言、香りの右大将を見ても入れ替わりに気づかず。
*ここまで今本巻三
 十一月、香りの右大将、春宮に尚侍からの文と言って自身の文を渡す。
 師走頃、四の君懐妊。
 香りの右大将、二条堀河のあたりに三町ほど築きこめ、屋敷を造る。

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